2016年6月26日日曜日

天空の紫陽花

秩父の紫陽花が見頃との情報を得て、天気予報を確認し、雲海が出ることを予想しながら天空の場所に向かいました。現地には午前4時頃到着しましたが、すでに撮影のベストポイントはカメラマンで埋めつくされて入る余地がなく、別の場所を探し撮影を始めました。

昨年もこの地を訪れましたが、きれいな雲海が出たにも係らず納得できる写真は撮れませんでした。今年はそのリベンジを果たすべく撮影に臨みました。

 見頃をむかえた紫陽花、その彼方には雲海と朝日が!
(写真をクリックすると画面が大きくなります)


今回も(紫陽花が見頃)+(雲海)というベスト条件となりましたが、なかなか納得のいく写真は撮れません。ああ今年もダメかと思いつつ踏ん張っていると、数カットだけまあまあの写真が撮れました。紫陽花の撮影終了後、反対方向(西側)の風景も撮影することにしました。

 雲海といわし雲

雲が切れて秩父市内が見えてきました。

撮影を終えて帰ろうとしたら、全国レベルのフォトコンテストで上位に名を連ねる方々にお会いし、しばらく情報交換させてもらいました。皆様ベストポジションを取るため努力されており、流石です。

2016年6月23日木曜日

紫陽花のある風景(あきる野市)

6月21日:梅雨の季節には紫陽花が良く似合います。そこで紫陽花のある風景を求めて、あきる野市の山間にある「あじさい山」を訪ねました。あじさい山の斜面は1万株の紫陽花で埋め尽くされ、味わいのある風景が展開していました。

入口で協力金300円をポストに入れます。

見頃となった紫陽花が迎えてくれました。

進行方向の左側に紫陽花の群生が見えてきました。

山の斜面にある杉林と紫陽花が
融合した風景が見事です。

断続的に降る雨の中、霧を期待しましたが、残念ながら発生してくれませんでした。
一方、反対方向には霧雨にむせぶ風景があり、その背景を意識して紫陽花を撮りました。

アナベルの花と竹林

霧雨を背景にした紫陽花

梅雨の晴れ間

あじさい山の近くにある深沢小屋
ランチが出来ます。
焼き立てピザランチセット(1000円)がおすすめです。
その他うどん・そば(600円)もあります。

あじさい山は個人の山で、地主の方が約40年間かけて紫陽花を植え続けてきた山を一般に開放しています。撮影後、ご本人と直接お話しすることができ、温厚な人柄に時間を忘れ話し込んでしまいました。

最初で最後の人寄せパンダ

私の所属する写真クラブの写真展が六本木の富士フォトサロン東京で開催中ですが、その開催中を呼びかける大型ディスプレイに私の写真が映し出され、自分でも驚いています。

東京ミッドタウンの大型ディスプレイ
(写真をクリックすると画像が大きくなります)

今回の写真展に出展した写真は、あきる野市の渓流で撮った「光のシャワー」と題する作品です。苔のとてもきれいな場所で、何となく光芒が出そうな雰囲気でしたので、何回も何回も通って撮った1枚です。

光のシャワー(あきる野市)

私の撮った作品が写真の殿堂である富士フォトサロンの広告宣伝用の人寄せパンダとして使って頂いたことは、大変うれしく思っています。これを励みに精進を重ねていきたいと思います。


2016年6月19日日曜日

浅川夕景(その3)

6月18日(日)は朝から真夏のような天気でした。昼間は所用のため撮影できず、帰宅後夕やけを期待していつもの場所へGo!

落日のとき (18時45分)
(写真をクリックすると画面が大きくなります)

川面に映る夕空

落日後、辺りは薄暗くなり、ブルートーンの世界へ、これで終わりかとあきらめかけた瞬間、西空はピンク色に染まりました。

落日後ブルーの世界へ(19時7分)

浅川の夕景(19時15分)
この場にいて良かったと思える瞬間です!

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私がこの場所に通うようになったキッカケは、写真教室で自信を持って提出した
夕やけのスライド写真でした。色も鮮やでどんな評価が下るのか楽しみにして
いましたが、講師からは「普通の写真!きれいだね」で終わってしましました。
落胆した気持ちでいると、帰り際にある人から言われた一言「ただ夕やけだけ
では面白くない、プラスαが必要!」と建設的な意見をいただきました。
そこでαとして水面を入れることにし、夕やけと水面が織りなす情景を撮るように
なりました。人生には、ほんの一言が上達のキッカケを与える場合があることを
実感しました。

2016年6月17日金曜日

写団薬師 20周年記念 総合写真展「ときのながれ」のご案内

私の所属する写団薬師の写真展が6月17日(金)から6月23日(木)まで、六本木の富士フォトサロン東京で開催されます。是非ご高覧いただきたく、ご案内致します。


(写真をクリックすると画面が大きくなります)

◎写真展の詳細については下記のフジフィルムスクエアからご覧いただけます。
 (私の撮った渓流と光芒の作品が掲載されております)
■フジフィルムスクエアHP:http://fujifilmsquare.jp/photosalon/tokyo/s12/160617012.html
■フジフィルムスクエアfb:https://www.facebook.com/FUJIFILMSQUARE?pnref=story

2016年6月15日水曜日

癒しの風景(その3)

初夏といえども入梅時期は暑く感じたり寒く感じたりします。雨上がりの林道からまた森の中に入ってみました。鳥の鳴き声と木の香りがして心が落ち着きます。

特徴的な木を探してはカメラのレンズを向けます。朝のひんやりした時間帯は木々も草もしっとりしていてきれいに見えます。

 森の中へ
(写真をクリックすると画面が大きくなります。)

 カエデの大樹
どっしりとしていて森の主のような貫録を感じます。

 あせびの木
枝から新芽が成長しており、生命の息吹を感じました。

ゆずり葉の木 
何だかETのような顔に見えます。

森林浴を楽しんだ後、裏高尾の渓流に向かいました。水量が豊かで透明度もあり、とてもきれいです。この渓流の上流には、裏高尾の住民の飲み水用取水口があるのです。

 苔のきれいな渓流①

 緑と空の映り込みがきれい!

苔のきれいな渓流②

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サラリーマン時代、仕事の上でかなりのストレスを感じた時は、緑や水面が
見たくなり、山や渓流に身を置くことがよくありました。自然の中に身を置き、
撮影していると、緑や木の香り、それに鳥の声や川の流れる音などが
五感を通して感じ、いつの間にかストレスが消え、心が癒されていることを
感じました。強いストレスを感じた時は、心のスイッチを切り替え、その人なりの
方法によりリフレッシュすることが重要です。


2016年6月13日月曜日

ホタルの夕べ

6月12日(日)、八王子市上恩方町にある「夕やけ小やけふれあいの里」において、ホタルの夕べ(鑑賞会)があり行ってきました。当日は日曜日とあって、ホタルの乱舞を観ようと大勢の家族連れでにぎわいました。

 ゲンジボタルの発光①

ゲンジボタルの発光②


●ホタルの夕べの開催期間: 6月11日(土)~6月26(日)18時~21時


ホタルの飛び交う条件として、雨上がりの蒸し暑い日、あるいは曇っている風の弱い日だそうです。
条件の整った日に再チャレンジしようと思います。

2016年6月12日日曜日

梅雨時の花(片倉城址公園にて)

梅雨に入りましたが、まとまった雨が降らず、現在関東地方は水不足だそうです。天気予報では明日から雨になるそうですが、山林やダムを潤してほしいですね。先日雨上がりの片倉城跡公園に行ったら、ちょうど花菖蒲と睡蓮が見頃でした。

 片倉城跡公園の花菖蒲畑(6/9)

 凛と立つ花菖蒲

 雨露をつけた白い花菖蒲(多重露光撮影)

水面に映る花菖蒲を撮っていたら、カモが来て寝てしましました!

白と青紫の対比がきれい!

梅雨時に似合う睡蓮の花が咲きました。

睡蓮池

恥ずかしそうにのぞく睡蓮

2016年6月11日土曜日

癒しの風景(その2)

裏高尾の林道を歩いていると、時々背丈が高く太い幹のモミの木に巡り合います。太く、空に向かってまっすぐに伸びて気持ちいいです。そうかと思うと少し斜に構えて伸びるホウノキ、大きな葉っぱを身に着け、緑の空間を作っています。

 モミの木

ホウノキ 

まっすぐ伸びるもよし、曲がって伸びるもよし! それは個性だから、みんな違ってみんないい!
さらに林道を歩いていると新緑の葉っぱが目に付きました。カメラ位置をいろいろ変えてみると、どことなく上下2枚の葉っぱ同志が語り合っているように見えます。

 葉っぱの語らい

群生するシダ類 

樹木全体を覆うコケ類

木とシダ類やコケ類は、それぞれが役割をもってともに生きている。 木はシダ類を直射日光から守り、またコケ類の生きる場所を提供している。シダ類やコケ類は木の潤いを保つ役割をしている。そんな空間の中に野花が咲いていた。

紫色の花

花は何の役割を果たしているのかな。
私は何の役割を果たしているのかな。
それぞれの置かれた立場で、精いっぱい生きるがいい!
(→続く)


2016年6月7日火曜日

癒しの風景(その1)

関東地方も梅雨入りし、うっとおしい季節になりました。しかし風景写真を撮るカメラマンにとってはこの時期、しっとりとした写真が撮れるチャンスでもあります。先日久し振りに裏高尾を訪れ、雨上がりの林道を歩きながら樹木や植物を撮影してきました。

 ユキノシタの花が咲き始めました。
(写真をクリックすると画面が大きくなります)

森の中に入ると、立ち枯れの木が目に留まりました。ここで何十年いや何百年生きてきたのでしょうか。緑に包まれながら、やがて大地に帰るであろう準備をしている様です。

 森の長老

自然界は生と死の繰り返しが日常茶飯事です。立ち枯れの木のすぐ近くには、「ゆずりは」の木が大きな葉をつけて立っていました。

ゆずりはの木


ゆずりはとは、古葉は若葉が伸びてから落ちるため、親が子にあとを譲るに例えて譲り葉の名があるそうです。つまり親が子の成長を見届けてから死ぬことのようです。一方、下を見るとシダが大きく成長していました。

雨上がりのシダ類

 木に成長したコケ類

梅雨の季節は植物が何だか元気そうに見えます。水分や養分をたっぷり吸って大きく成長する時期でもあります。傘を被りながら、カメラ片手に歩くのも楽しいですよ。 (→次回へ続く)

浅川夕景(その2)

八王子市の中央を流れる浅川の夕景を時々撮りに行っています。夕方の光は浅川の川面に映り、時として面白い風景を映し出してしてくれます。

落日の時です 


川面に夕空が映り込みました。


 よく見ると岸壁の側面にも夕日が反射しています。


 やがて日が沈み、川面は青色とピンクの混ざった色に変化しました。


青色掛かった川面と背景の粘土質の岩が茶色が印象的です。


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この場所は普段は何の変哲もない河原でですが、早朝や夕方の
風景が一変し、季節や空の色に応じて色々な姿を見せてくれます。
今は岸壁の側面に映る夕日や水面に映る夕日にトライしています。