2021年3月10日水曜日

東日本大震災から10年

あれから10年、東日本大震災が起きた当時のことを鮮明に覚えています。職場で今まで感じたことのない大きな揺れを感じ、机の下に隠れました。その後落ち着いたところでテレビを見ると、津波により家屋や車などが流される光景を見て恐ろしくなりました。この光景は現実なのか夢なのか、夢であってほしいと願いましたが現実でした。

被災状況が次々と明らかなるにつれ、未曽有の大震災であることが浮き彫りになりました。当時、私は職場(神奈川県厚木市)の安全と環境を守る部署にいたため、安全点検をしたり各研究部からの安全点検結果報告をまとめる役でした。何んとか大きな被害もないことが分かり、職場で一夜を過ごしました。

震災後1年が経過した頃、JR駅の掲示板に貼られた福島県三春町のポスターが目に留まりました。

9年前の三春町滝桜の観光ポスター

<ポスターの文面>
三春の滝桜
東日本大震災
未曽有の災害を体験した三春町
それでも何事もなかったように
三春滝桜は元気に花を咲かせる
だいじょうぶ 心配はいらない。。。
差し支えない。。。
「さすけね。。。」
満開の滝桜に逢いにいこう

樹齢1000年以上と推定される滝桜、日本人にとって未曽有の被害を受けて皆暗い気持ちになっているのに、桜は何事もなかったように自然の摂理に従って花を咲さかせる。被災後1年を経過した福島県三春町が桜を観に来てくださいとのポスターを掲示した。ならば三春の滝桜に逢いに行き、少しでもお金を落として来ようと決めて訪れたことを思い出しました。

三春の滝桜

あれから10年、いま日本中、いや世界中がコロナという未曽有の被害にあっており、多くの命が失われています。東京を中心とする一都三県は現在緊急事態宣言下にあり、外出自粛と出口の見えない状況に皆不安を感じています。しかし、「さすけね」いつか必ずコロナが終息し、普通の生活にもどれることを信じて毎日を暮らしたいと思います。コロナが終息したら、必ず東北の桜に逢いに行くぞ!

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