2021年9月30日木曜日

森の中へ

9月23日秋分の日の朝。初めからそこに行くと決めていた訳でもなく、何んとなく気になっていた場所に向かいました。その場所は写真の恩師・(故)新井完夫先生がよく通われていた場所です。多分自分の心の中に先生に会いたいという気持ちがあったのだと思います。その場所で三脚を構えると、森の奥から太陽が姿を現し、一面霧が立ち始めました。


森の中へ


朝霧に包まれて


朝の光の中で

ふと後ろを振り向くと↓

神々しい光の世界

その日、恩師が導いてくれたのではないかと言う心境になりました。以前、その場所に行くと新井先生がおられ、「おーい、(太陽)出るぞー」と声が掛かりました。のんびり屋の私はいつも時間ぎりぎりに到着し、慌てて撮っていました。その日は朝陽が射す15分前に到着し、何んとかクリアできました。

2021年9月27日月曜日

山之内 徹写真展「森の鼓動」

友達の山之内徹さんの写真展が10月12日(火)よりニコンプラザ東京で開催されます。森に身を置き撮影する中で、自分が森に守られている不思議な感覚を覚えたそうです。「森の鼓動」と題した写真展では、森の営みやいのちを感じ取っていただけるものと確信致します。お時間の許す限り、是非ご覧いただきたいと思います。





会期:2021年10月12日(火)~10月25日(月) 10時30分~18時30分   
   日曜休館 最終日は15時まで
場所:ニコンプラザ東京(新宿エルタワー28階)

2021年9月22日水曜日

中秋の名月

9月21日(火)は中秋の名月でした。月の出は18時7分、30分前にはスタンバイしました。上空は雲が多く期待薄でしたが、18時10分頃、東の空低くにオレンジ色の満月が顔を出しました。慌ててベストポジションを探している内に月は雲の中へ消えていきました。しかし、雲間から月が顔を出すシーンが何回か見られ、透かさずシャッターを切りました。


中秋の名月(トリミング実施)18時17分


月の拡大写真(トリミング実施)


月明りに照らされる雲 18時53分


月明りの雲を背景にしたねむの木

雲に覆われて諦めかけていた中秋の名月も何とかカメラに収めることができました。
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撮影日:2021年9月21日 18時7分~
撮影地:東京都八王子市
機材 :カメラ Nikon D850  レンズ NIKKOR VR 70-200mm f/2.8G


八王子の米どころ

9月18日(土)、19日(日)の2日間、八王子の米どころになっている高月町の田園風景に通いました。田んぼの横を多摩川が流れ、水環境の豊かなこの土地はここが東京かと思わせる田園風景が広がっています。ちょうど彼岸花が咲きはじめ、色を添えていました。


八王子の米どころ(高月町)


米の守り花・彼岸花


収穫まじか

2日目は雨上がりの光景を撮ってみました。


雫(しずく)


田んぼのアート


家路

田園風景の主役は稲穂なのですが、赤く色鮮やかな彼岸花に撮らされてしまいました(反省)。

2021年9月20日月曜日

苔の森への誘いⅢ

八ヶ岳山麓の原生林を散策し、白駒池を右回りに一周して駐車場まで戻りました。その途中には、きのこや面白い形をした木が迎えてくれました。


きのこの山

きのこ家族

タマゴダケ

面白い形をした木を発見!何にみえるかな?

奇形1

奇形2

白駒池周辺の原生林を時間をかけてゆっくり撮影を楽しみ、心のリフレッシュができました。その後横谷峡温泉にある乙女滝を訪ね、夕日に染まる豪快な滝を撮ることができました。

2021年9月17日金曜日

苔の森への誘いⅡ

もののけの森は苔だけでなく、よく観察すると面白い形をした木があります。それがまるで動物の顔だったり、妖怪だったりで正に「もののけ(死霊」の世界を思わせます。


もののけの森

キャラクター1

キャラクター2

キャラクター3

キャラクター4

もののけの森は普段は通りすがりの場所です。森の中には狭い木道があり、ハイカーは不思議な世界に歓声をあげますが、直ぐに通り過ぎます。私は少し広いスペースを起点に前後左右動きながら森に滞在し、面白いアングルやキャラクター探しに動きました。(続く)

2021年9月14日火曜日

苔の森への誘い

9月12日(日)心の癒しを求めて北八ヶ岳山麓の苔の森に行ってきました。この時期、苔がとても綺麗でキノコも顔を出しており、苔の森をゆっくり散策してきました。森の写真をたくさん撮ってきましたのでシリーズで掲載したいと思います。


ようこそ

いざない

美しい苔と原生林から成るこの地は白駒池に隣接する「もののけの森」と言われる場所です。ムツデチョウチンゴケという種類の苔で覆われた美しい場所です。


もののけの森

ひっそりと

ひかり射す

密を避けるため、家を午前3時に出発し現地に5時30分に到着しました。前日雨が少し降ったため、苔が生き生きしていました。(続く)

2021年9月10日金曜日

秋を感ずる風景

本日はマウンテンバイクに乗り裏高尾に行ってきました。山も川も空も秋を感ずる風景に出合いました。撮影後久し振りに珈琲自家焙煎の店・ふじだなに寄り、店内に飾られた絵を観ながら美味しいコーヒーをいただきました。


ススキの新芽

秋空

秋の落とし物

カツラの落葉


ふじだなでは高尾在住の古郡政浩さんの絵画展を開催中。高尾山の水彩とパステル画を観てとても癒されました。


美味しい珈琲

ふじだな店内の様子

2021年9月8日水曜日

季節を感ずる草木たち

今期も八王子の山奥に行き、昨年からタマアジサイと光芒の作品づくりに取り組んでいます。ちょうどタマアジサイは咲きはじめ、林間に入射する光芒の角度もいい感じになってきました。


林間の光芒

タマアジサイ

光芒は一瞬にして消え去り、作品づくりは次回に持ち越しとなりました。ついでに周辺を散策し、この季節に咲く植物を撮りました。

水滴残る野草

満開の木

赤い実と霧

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今年も美しい風景写真100人展に応募しました。これまで3回入選させていただきましたが、果たして今回はどうなるのか。

2021年9月7日火曜日

前田真三・晃・景写真展「丘の50年/夏」

夕やけ小やけふれあいの里(八王子市上恩方町)で開催中の前田真三・晃・景写真展に行ってきました。今回は前田真三が美瑛・上富良野の丘陵地帯に出合ってから50年の年にあたり、その節目の年を記念して「丘の50年/夏」をテーマに親子三代の写真展となりました。


丘の50年/夏


ギャラリーの様子

写真を鑑賞して気づいたのですが、名作と言われている写真は空が暗雲の時にスポット的に入る光をとらえていると感じました。

会期:2021年8月1日(日)~11月28日(日)
場所:夕やけ小やけふれあいの里内 前田真三ギャラリー

2021年9月2日木曜日

日の出風景

8月29日(日)に所用で静岡県に行きました。途中東名高速沿いの由比港付近で日の出を迎え、運良く水平線の上に薄雲が掛かっていたため、太陽をはっきり写すことができました。


日の出のとき


出港Ⅰ


出港Ⅱ

2021年9月1日水曜日

写団薬師講師・新井完夫先生逝く

私が所属する写団薬師講師だった新井完夫先生が8月25日に逝去されました。82歳でした。先生には私が写団薬師多摩教室に入会した2008年以来、写真の指導をして頂きました。主宰の前川先生を太陽に例えるなら、新井先生は月の様な存在でした。物静かで決して目立つ存在ではありませんでしたが、写真の講評は優しく的確であり、定評がありました。


新井講師(写団薬師総合写真展にて)

自然を愛し環境省自然公園指導員として活躍し、2008年には環境大臣賞を受賞しています。写真に対する情熱は並外れており、裏丹沢の自然風景を中心に撮影してこられました。2005年には隔月刊風景写真の誌上フォトコンテストにおいて年間グランプリを受賞するなど、輝かしい実績を残されました。この実績が買われ、2006年より写団薬師の講師として会員の指導にあたりました。

今後は先生から学んだ姿勢と技術を継承し、自然を愛し自然の美しさと厳しさを表現していきたいと思います。ご冥福をお祈り致します。