2016年12月31日土曜日

霜の花

12月30日:霜の花を撮るため、八王子市上恩方町にある「夕やけ小やけふれあいの里」に行ってきました。園内には、約10cm程に成長した霜の花ができていました。併せて、夕焼小焼館で開催中の「風景写真Award2016展」及び「前田真三・前田晃写真展 美しき日本の面影」を鑑賞してきました。

霜の花①
(写真をクリックすると画面が大きくなります)

霜の花② 

霜の花③

↑霜の花は12月中旬から1月上旬頃、シモバシラと呼ばれる植物の葉が枯れて残った茎と根の部分に霜が成長してできたものです。周囲の気温が0℃以下で土が凍らない条件の下で成長するそうです。

夕焼小焼館

風景写真Award2016展

↑隔月刊風景写真主催のフォトコンテストにおいて優秀な成績を収めた作品の展示及び第19回前田真三賞を受賞した中神由美子さんの作品30点が展示されており、ゆっくりと鑑賞できました。
◎開催期間:2016年11月17日(木)~2017年1月6日(金)

↓写真展鑑賞後、園内を散策しました。

ふれあい牧場の愛らしいポニー

懐かしいバス

我が愛車

今年の撮り納めは霜の花でした。この一年間、ブログを見て頂きありがとうございました。来年も写真を通して色々な情報を発信していきたいと思います。良いお年をお迎えください。

2016年12月30日金曜日

冬の裏高尾

久し振りにマウンテンバイクに乗り裏高尾へ行ってきました。すでに木々の葉は落ち、花もなく、何を被写体にすればよいか探しながら走りました。

 藪が朝陽に照らされ輝いていました。

無味乾燥な風景の中で唯一
苔むした木が印象に残りました。

 渓流には落葉が舞い降りていて
落葉の茶色が暖かく感じました。

杉林の奥には光芒が射していました。

裏高尾は紅葉も終わり、花もない状態ですが、木漏れ日や落葉が目に留まりました。特に美しい被写体が見つからないと、かえって光や色に敏感になるような気がします。

2016年12月25日日曜日

ダイヤモンド富士

今年初めてのダイヤモンド富士を撮るため、八王子の丘陵地に行きました。冬至を過ぎたため、夕日が富士山頂に沈む位置は中心よりやや右側ですが、何んとか撮れました。

 八王子から観たダイヤモンド富士
(写真クリックで画面拡大)

夕日が沈んだ後も美しい!

空のグラデーションが美しい!

わが家のクリスマスも家内と二人だけで迎えるようになってから今年で2回目となります。昨年次女が嫁いで少し寂しくなりましたが、ようやく慣れてきました。今年のクリスマスは二人でスーパーに行き、それぞれ好きな惣菜を買って家でゆっくり過ごしました。

2016年12月24日土曜日

霧と雲海のある風景

12月23日(金)祝日の朝は、前日に降った大雨により普段あまり見られない風景を撮ることができました。雨上がりの日は大抵光芒を期待して森や渓谷に入るのですが、この日は前日が大雨であったため、さらに広いエリアの霧または雲海を期待して見通しの良い丘陵地帯に向かいました。

 霧に包まれた八王子方面
(写真クリックで画面拡大)

 新宿高層ビルとスカイツリー
まるで蜃気楼のように見えました!

日の出時刻の相模原市街 

雲海が発生

市街地に近いところで街全体が霧に包まれたり、雲海が発生することは珍しく、久し振りに予想が当たってラッキーな一日でした。

2016年12月22日木曜日

ときの流れ

小宮公園に隣接したところに田園風景が広がっています。私は11年前にその地を訪れ、その場所がとても気に入り、以来ずっと通い続けています。当時夕焼けを背景にしたカエデの木をシルエットにした心象風景を撮るのが好きでした。カエデの木は今もありますが、その周囲の環境は大きく様変わりました。

当時、休日の夕方になるとカエデの木のある場所に行き、こんな写真を撮っていました。↓

 落日のとき (2007.1.27)
(写真をクリックすると画面が大きくなります)

今から11年前、カエデの木の周辺は、多摩動物公園用の牧草地でした。↓

11年前の風景 牧草地 (2005.12.31)

その牧草地は市民が楽しむ農園に様変わりしました。↓

現在の風景 市民農園 (2016.12.20)

八王子でも北海道のような光景が広がっていました。↓

8年前の風景 牧草地 (2008.1.1)

今では市民農園に変わり、大分人工物が増えましたが利用者の方々はそれぞれに工夫しながら農作業を楽しんでおられるようです。↓

現在の風景 市民農園 (2016.12.20)

ときの流れとともに、環境もニーズも大きく変化して行きます。一人のカメラマンとして撮り続けてきた田園風景の記録を何かの形で残していければと思います。

八王子の田園風景

私は田園風景が好きで八王子市内の田園地帯に10年前から時々通い、朝や夕方の風景を撮り続けています。先日は元気農場付近を散策してきました。

 朝陽に薄く染まった雲が木を優しく包んでいました。
(写真をクリックすると画面がおおきくなります)

残り柿がまだ沢山なっています。 

 雀たちが日向ぼっこをしています。

 秋に蒔いた早苗が芽を出しました。

早苗の曲線が美しく延びています。

初冬の何気ない八王子の田園風景ですが、どこかほっこりできる風景です。

2016年12月20日火曜日

風景写真誌フォトコンテスト入賞報告

この度、隔月刊風景写真誌フォトコンテスト(2017年1-2月号)単写真の部に入賞致しました。同誌フォトコンテストでの入賞は久し振りであったため大変嬉しく思っています。入賞した作品は2011年7月に青森県の八甲田山麓で撮影したものです。

 

入賞(佳作)作品「天使の楽園」
(写真をクリックすると画面が大きくなります)

この年の3月に東日本大震災があり、「写真なんか撮ってていいのか」と思いながらも、復興に向けて歩き出した東北にあえて行ってみようと思い、夏休みに青森、岩手、福島に行ってきました。

撮影地ガイド

小さな沼に浮かぶハート型のヒツジグサが天使のように見えました。自分を信じて撮った構図が審査員の方に評価して頂き、大変嬉しく思っています。今回の入賞を励みにまた頑張りたいと思います。


2016年12月19日月曜日

八王子の夕景(その1)

12月も後半になり、何かと忙しい時期になりました。最近は空気が澄んでいるせいか夕焼けがとても美しく見えます。夕方市内の丘陵地帯に行ってみました。

 夕日が富士山の奥に沈んだ後の光景です

主役は夕焼け空です!

 真上には薄ピンク色の雲がありました。

雑木林をシルエットにした夕焼け空

この時期、高尾山山頂からダイヤモンド富士が眺められますが、山頂は多くの見物客とカメラマンで混雑する様です。私も10年前に行きましたが、三脚を立てるのが大変でした。以来あまり知られていないこの場所から撮影しています。

2016年12月18日日曜日

川辺で宝探し

今朝八王子はだいぶ冷え込み薄氷が張りました。川霧を期待して近くの河川敷に行ってみましたが、期待した川霧は僅かに漂う程度でした。このまま諦めて帰るのも残念なので周囲を見渡すと、粘土質の土が浸食されてできた洲(す)が気になり、観察しながら宝探しをしてきました。

 川霧が僅かに漂っていました。
(写真をクリックすると画面が大きくなります)

 薄氷と朝日に染まった雲の映り込みが印象的でした。

岩と青色の水面の対比がいい感じ!

岩の上に野鳥が来ました。

ねらった被写体が期待通りに行かなくとも、頭を切り替えて探していると「私を撮って」と言わんばかりにアピールしてくる素材に遭遇することもあります。簡単にあきらめないことが大切ですね。

2016年12月17日土曜日

二つの写真展めぐり

都内に行き、二つの写真展めぐりをしてきました。
◎J-POWER写真展 星野 佑佳「記憶の瞬(とき)」(J-power本社) 12/16終了
写真家星野佑佳さんが写した日本の風景写真展を鑑賞してきました。大型パネルによる23点の作品が展示され、プリントの仕上がりも大変良く見応えがありました。

J-POWER写真展

取り分け摩周湖の写真は撮影の際、霧が出て見えなく諦めかけた時に霧が晴れ、朝陽に照らされた空が湖に映り込ん瞬間をとらえた写真は圧巻でした。

人を引き付ける写真は必ずしも狙って撮れるものではなく、普段の地道な努力に加え、運や偶然も味方してはじめて撮れることなのだと実感しました。

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◎第12回美しい風景写真100人展(六本木富士フォトサロン)
日本の美しい風景をフィルムで表現する写真展を鑑賞してきました。この写真展は公募作品から選ばれた80人とプロ写真家20人の計100人の作品により構成され、日本の美しい風景を表現しています。

第13回美しい風景写真100人展

デジタル全盛時代にフィルム?と思う人も多々おられると思いますが、フィルムの持つ色彩、湿感や空気感はデジタルでは味わえない魅力があります。私も毎年応募していますが、まだまだ入選には至りません。各作品を時間をかけて拝見し、構図、目の付け所など大変参考になりました。

今年から学生の部も設けられ、入選作品を拝見しましたが、さすが若い人達の感性はすばらしいです。この人達の中から日本の風景写真を背負って立つ人が誕生してほしいと思います。

いずれにせよ日本の美しい風景を表現することを目的とした写真展であり、また全国の富士フォトサロンを巡回し、多くの人に見てもらえることが最大の魅力であり、来年に向けて作品作りに頑張ろうと思います。

2016年12月15日木曜日

満月の撮影

昨日(12/14)は満月でした。今朝は満月が沈む写真を撮るため、相模原市の撮影ポイントまで行ってきました。満月と周囲の風景を一緒に画面に収めるには、その明暗差ができるだけ小さい時間帯に撮るのがポイントです。本日は日の出の時刻が6時43分、月の入りの時刻が7時27分のため、周囲が明るくなる時間帯に月が沈む時間帯をねらいました。

周囲が明るくなった時間帯に撮影(6時53分)

月が山の稜線に沈む時間帯に撮影(7時9分)
(画像処理しています)

月のクレーターまで見える露出に設定すると、周囲は真っ黒になってしまいますし、周囲が見える露出に設定すると、今度は月は真っ白に写ってしまいます。その明暗差を人工的になくすにはハーフNDがありますが、不自然に感じる場合が多いため、出来るだけ自然の明るさがマッチングした時間帯に撮るのが理想的です。月の撮影後、東の空が見えるポイントに移動しました。

雲の隙間から光芒が射していました(7時18分)

やはり月と周囲の風景を一つの画面に収めるタイミングは難しく、今回は僅かに周囲の風景が映る程度でした。撮影条件は今後の課題といたします。

2016年12月14日水曜日

第6回あさかわ写真コンクール2017カレンダー

八王子市および日野市主催の「第6回あさかわ写真コンクール2017カレンダー」が届きました。このカレンダーにはコンクールにおいて入選した写真が掲載されており、私の写真(秋空を渡る)も11月の風景写真として掲載されました。 

 第6回あさかわ写真コンクール2017カレンダー
(写真をクリックすると画面が大きくなります)

写真コンクールの概要

2017年11月のカレンダー

◎コンクールの概要(八王子市HP)

カレンダーは八王子市より1部400円で販売しているそうです。

2016年12月13日火曜日

川口敏彦・阿部和江写真展「季の一瞬」

所属する写団薬師のメンバーである川口敏彦。阿部和江写真展に行ってきました。会場の秦野市鶴巻温泉駅まではかなり遠かったのですが、行った甲斐がありました。

写真展会場の秦野市立宮永岳彦記念美術館

伊豆、秦野市、相模原市等を主な撮影領域とし、これ以上ないという瞬間を撮った作品が目白押しで大変参考になりました。行った時は単独でしたが、会場では写団薬師関係者のTu氏、Ta氏、D氏とお会いし、写真談義に花を咲かせました。

2016年12月11日日曜日

木道の分かれ目と人生の岐路

今日も小宮公園に行き、落葉だけが目立つ公園内でいかに魅力的な被写体を見つけ、作品にするかの修行をしてきました。日曜日とあって、長い望遠レンズを持った鳥を撮るカメラマンを多く見受けましたが、私はマイペースで木道を歩きました。

 朝陽を受けたモミジが赤く輝いていました。

小宮公園内には雑木林を保護するため、木道が敷かれていて色々なコースが設けられています。今朝はその木道の分かれ目が人生の岐路と重なって見えました。

 右に行こうか、それとも左に行こうか

 真直ぐ進もうか、それとも左に進もうか

少し回り道をしてみようか

人は生きる上で常に岐路があり、どちらの道を歩むかについて考えたり、想像したり、悩んだり、導かれたり、あるいは運命であったりと様々な選択肢があります。私の場合も進学や就職、結婚など人生の節目で大きな選択があり、また長い人生のなかで回り道も沢山経験してきました。今も歩み続けていますが、いろいろあったけど自分を信じて良かったと思っています。