2015年12月26日土曜日

第11回 美しい風景写真100人展(富士フォトサロン東京六本木)

日本の美しい風景を100人(内20人が招待者、80人が選抜)の写真家達がフィルム写真で表現した「美しい風景写真100人展」に行ってきました。どの作品も力作揃いでじっくりと拝見しました。

この日は14時から風景写真誌編集長の石川氏と写真家前田晃氏のトークショーがあるため、その時間をねらって行きました。飛び入りで辰野清氏も入り、中身の濃いトークショーとなりました。


 美しい風景写真100人展会場の富士フォトサロン東京


トークショーでは、前田氏と辰野氏が注目した写真とその理由が述べられ、大変参考になりました。二人が注目した作品の共通点は、一見地味と思われる作品が多く、例えば落井俊一氏の「朝倉の夜明け」はブルートーンの竹藪を背景に静かに咲く桜、華やかさはないが何故か心惹かれるものがあると解説していました。
熊田昌昭氏の「惜春」は水田に散った桜の花びらが流れるところを撮った作品で、一見何でもない風景に思えるが、よく見ると流れる花弁と止まっている花弁が混在するところに作品の魅力があると語っていました。プロの写真家はこの様な観点で見ているのかと参考になりました。

その他、(敬称略)南佐和子、大谷善治、伊藤和比古、立石広美、本多繁、渡辺光右、松下照子、髙橋徹、前山和敏さんの作品の前で解説がありました。

写真展鑑賞後、六本木で遅い昼食を食べ、新宿のイルミネーションを見てから帰宅しました。


 遅めの昼食はミッドタウン内の久本家 汁やで


新宿JR東日本本社前広場のイルミネーション前


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