2016年6月7日火曜日

癒しの風景(その1)

関東地方も梅雨入りし、うっとおしい季節になりました。しかし風景写真を撮るカメラマンにとってはこの時期、しっとりとした写真が撮れるチャンスでもあります。先日久し振りに裏高尾を訪れ、雨上がりの林道を歩きながら樹木や植物を撮影してきました。

 ユキノシタの花が咲き始めました。
(写真をクリックすると画面が大きくなります)

森の中に入ると、立ち枯れの木が目に留まりました。ここで何十年いや何百年生きてきたのでしょうか。緑に包まれながら、やがて大地に帰るであろう準備をしている様です。

 森の長老

自然界は生と死の繰り返しが日常茶飯事です。立ち枯れの木のすぐ近くには、「ゆずりは」の木が大きな葉をつけて立っていました。

ゆずりはの木


ゆずりはとは、古葉は若葉が伸びてから落ちるため、親が子にあとを譲るに例えて譲り葉の名があるそうです。つまり親が子の成長を見届けてから死ぬことのようです。一方、下を見るとシダが大きく成長していました。

雨上がりのシダ類

 木に成長したコケ類

梅雨の季節は植物が何だか元気そうに見えます。水分や養分をたっぷり吸って大きく成長する時期でもあります。傘を被りながら、カメラ片手に歩くのも楽しいですよ。 (→次回へ続く)

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