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風景写真を撮影するカメラマン内藤昇のブログサイト
2018年2月26日月曜日
大津 基写真集「季を紡ぐ」について
私が所属する写団薬師写真教室講師の大津基さんが50年にわたる写真取材活動の集大成として、風景写真出版より写真集「季を紡ぐ」を出版しました。写真集には自然をこよなく愛する大津さんの人柄そのものが出ており、自然の美しさや季節の移ろいをフィルムカメラで丁寧に撮り、風景写真の王道を行くような見応えのある作品ばかりが掲載されています。
大津基 写真集
大津さんは私が写団薬師写真教室に入会した平成20年9月にはすでにメンバーとしておられ、写真コンテストでは入賞経験多数、また美しい風景写真100人展では常連になっており憧れの存在でした。最近では講師として後進の指導にあたられ、私には特に厳しい目で見ていただいている気がします。
先日、大津さんから写真集を進呈するので感想をフィードバックしてほしいとの依頼がありました。大先輩である大津さんだけに、作品をしっかり鑑賞し根拠のある感想をフィードバックしたいと思いますが、ちょっと気が重いです。
尚、写真集は「大津基写真集」で検索すると、風景写真出版はじめ、Amazon等のオンラインショップから購入できるようです。
2018年2月24日土曜日
高尾梅郷の開花情報(その1)
八王子市裏高尾町にある高尾梅郷は遊歩道梅林、関所梅林、天神梅林、荒井梅林、湯の花梅林、木下沢梅林を総称して呼んでいます。昨日は小雨降る荒井梅林と木下沢梅林を訪れました。
荒井梅林
荒井梅林は旧甲州街道と中央高速道の間にあり、丘陵斜面を利用して今も梅の栽培目的に使われています。
白梅はつぼみ
紅梅は咲き始めました
この時期は梅と列車の光景が撮れるため、鉄道ファンが増えています。この日も鉄道ファンの青年と知り合い、この3月で引退する「富士山」を撮りに来たとのこと、私も一緒に撮りました。
梅と列車「富士山」
荒井梅林を後にカメラマンにとっては気になる木下沢梅林に行ってみました。木下沢梅林は紅梅が一部開花しましたが、まだつぼみの段階です。
木下沢梅林(西向き斜面)
木下沢梅林(南向き斜面)
◎高尾梅郷の梅まつり情報
開催日:3月10日(土)、11日(日)
八王子市HP:
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kankobunka/001/p003240.html
2018年2月14日水曜日
第23回 写団薬師多摩写真展 ~ 風景写真 ときのながれ ~のご案内
私が所属している写団薬師多摩の写真展が以下の要領で開催されます。お時間を見つけて是非お立ち寄り下さい。会員一同お待ちしております。
◆会期:平成30年3月16日(金)~3月21日(水)10時~18時
初日12時より 最終日16時まで
◆場所:ベルブ永山3Fギャラリー(京王・小田急線 永山駅下車3分)
2018年2月13日火曜日
ひな人形
わが家の押入れに仕舞ってあったひな人形を明るい場所に出してあげようと、今年も母屋に飾ってみました。ひな人形は長女が生まれた年に義理の母親が買ってくれました。あれから33年が経過し長女も次女も嫁ぎ、義母は2年前に亡くなりました。しかしひな人形を飾ると、若かりしあの頃が蘇ります。
決して豪華ではなくシンプルな一段飾りのひな人形ですが、とても気品があり気に入っています。このひな人形は義母と私達夫婦がお店に行って選びました。今は娘たちがインターネットで調べ、指定してきた人形の番号を私達がネットからポチっとするだけで配達されます。飾り付けたひな人形を眺めながら時の流れを感じました。
2018年2月12日月曜日
裏高尾・日影沢のハナネコノメが全滅
高尾梅林の撮影後、裏高尾・日影沢のハナネコノメの状態が気になり現地に着くと、何んとハナネコノメの自生地が無残にも削られなくなっていました。昨年の大雨または台風のため浸食されたもとの思われます。
浸食されたハナネコノメの自生地(正面)
ハナネコノメの自生地(側面)
ハナネコノメ(日影沢2017.3.12撮影)
日影沢のハナネコノメ自生地はバス停からも近く、毎年多くのハイカーや観光客が訪れて楽しまれますが、今年は残念です。ハナネコノメは日影沢の他、木下沢林道沿いの渓流でも見られますので、そちらがお勧めです。
春を待つ高尾梅郷
そろそろ梅の便りが届き始めている今日この頃、まだ雪のある高尾梅郷を訪れました。今年は寒波の影響を受け梅の開花も例年に比べ遅いようです。今日は7つある梅林の内、関所梅林と天神梅林を訪れました。
紅梅が咲き始めた関所梅林
残雪のある天神梅林
天神梅林は北向き斜面のため開花も一番遅く、今はつぼみの状態です。天神梅林を撮影中に東から朝陽が射してきたため、光と遊んでみました。
光に囲まれて
朝陽を浴びて
天神梅林を後に小仏川沿いにマウンテンバイクを走らせると、残雪と紅梅が目に留まり、思わずシャッターを押しました。
紅梅と残雪
そして久し振りに珈琲焙煎店「ふじだな」へ行き、美味しいコーヒーを飲んで温まりました。
ふじだなのコーヒー
今年の11月にふじだなで第4回の個展を開催致します。その時期が近づきましたらご案内させていただきます。
◆ふじだなHP(展示会):
http://uratakao.web.fc2.com/tenjikai01.html
2018年2月8日木曜日
東山魁夷展
八王子の東京富士美術館で開催中の「東山魁夷展」に行ってきました。八王子に住んでいながらこの美術館を訪れたのは今回が初めてです。私は絵心はありませんが、写真を撮る上で日本画の平山郁夫や東山魁夷の構図や色使いが好きで参考にしています。
東山魁夷展
東山魁夷はブルーを基調とした絵が多く、長野県奥飛騨の御射鹿池と白馬の作品が特に有名です。絵画展では東京美術学校時代やドイツ留学時代の若い頃の絵に始まり、風景との対話を重ねながら描いた数々の秀作、そして晩年の水墨画や屏風絵の大作が時代別に展示されていました。
暗い色調の絵を観ていると、何かスーッとその世界に引きずり込まれそうな気になるのを覚えます。霧が流れる水墨画を観ると、こんなシーンに出くわしたらどのように撮ろうかなど構図が頭をよぎります。やはり秀作と言われる作品と対面し、心地よいと感じる瞬間を多く味わい、その心地よさは何なのかを分析できればと思います。
◎会期:3月4日(日)まで
2018年2月7日水曜日
裏高尾の雪景色(旧甲州街道編)
2月2日(金):裏高尾の雪景色(山編)に続く雪景色(旧甲州街道編)です。裏高尾が雪景色になるのは1年を通じて2~3回と少なく、写真的には貴重な景色となります。今回は旧甲州街道沿いの景色を取材しました。
雪の高尾駒木野庭園
高尾駒木野庭園の竹林
小仏川(エスオーエス子どもの村付近)
旧甲州街道沿いには畑や趣のある民家が点在しています。
旧甲州街道沿いの民家
雪を被った南天の実
木下沢梅林と中央道
今年2回目の雪が降った後、私は直ぐに裏高尾に行こうと思いました。これまで裏高尾の梅林や渓流、野草を撮ってきましたが、もう少し踏み込んで人々の暮らしも含めて撮ってみようと思うようになりました。裏高尾の美しさにほれ込んだ以上、ライフワークとして取り組んで行きたいと思います。
2018年2月5日月曜日
諏訪の冬風景
2月4日(日)写団薬師多摩のメンバーYa氏、Si氏と長野県の諏訪方面に撮影に行ってきました。ダイヤモンドダストで有名な霧ヶ峰の撮影ポイントは日曜日ということもあり、既に車が30台以上並んでいました。霧氷が着いていないことを確認し八島湿原の方に移動しました。途中で写団薬師多摩のSu氏、Ka氏と合流し、楽しい撮影会となりました。
霜の花
八島湿原に到着すると駐車場には数台の車のみ、雪が深いため足にスパッツを装着して湿原に向かいました。木道は雪で埋まり、少しでも踏み外すと太ももまで埋まる洗礼を受けます。氷点下6度以下、撮影を始めると黒い木々は見る見る内に霧氷で白くなりました。
霧氷の光景
霧が漂う八島湿原
八島湿原から横谷峡に移動し、おしどり隠しの滝とその周辺を撮影しました。
凍結した滝を想像していましたが、意外でした。
おしどり隠しの滝
氷の造形
横谷峡を後に、本日の目的でもある辰野清プロ主宰・自然奏の写真展を訪れました。
秀作揃いの作品80点をじっくり拝見し、大変刺激を受けました。
自然奏写真展(茅野市民館)
2018年2月3日土曜日
裏高尾の雪景色(山編)
2月2日(金):八王子は今年に入り2回目の雪が降りました。降雪量は1回目に比べて少なかったのですが、裏高尾の冬の写真がほしく、体力増強を兼ねてマウンテンバイクに乗り裏高尾に行ってきました。
春を待つ木下沢梅林
裏高尾の梅はまだつぼみの状態ですが、春を待つ梅林の様子が撮れました。
周辺の山も雪化粧し、霧が山肌をゆっくり流れていきました。
周辺の山も雪化粧
杉林の雪景色
梅林の撮影を終え薄暗くなった頃、いつものポイントで中央線と雪景色を撮りました。
中央線の雪景色
私は年間を通して裏高尾の風景を撮り続けていますが、雪景色の写真が少なく、今回はどうしても撮りたくて重い腰を上げました。こんな日に撮影に来る人はいなく、私一人の独壇場でした。
2018年2月1日木曜日
皆既月食
1月31日(水):日本全国で皆既月食が観察できたようです。私の住む八王子でも赤銅色に染まる月が観察でき、早速自宅近くの河川敷に行き撮影しました。
下の写真は皆既月食が始まる2分前のもので、右端が少しブルー色をしています。
赤銅色に染まる月(21時49分)
皆既月食は21時51分に始まり23時8分に終わりました。この間日本全国のどのくらいの人達が観ていたのでしょうか。そして赤銅色に染まる月を観てどのように感じたでしょうか。
皆既月食中の月(22時33分)
皆既月食のメカニズムが解明されていない時代の人達は赤銅色に染まる月を観て不気味に思い、不吉な予感を感じていたようです。
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