2016年3月7日月曜日

個展での学び

個展開催3日目にして、すでに私の写真の方向性を決めるであろう重要な事柄を来訪されたお客様との意見交換から学びました。



1)「地元の写真を撮り続けてくれてありがとう」 
通い続けている撮影地がある場合、地元の人の支持や信頼関係がとても大切ですね。

2)「とても優しい写真です。写真は撮った人の人柄が現れますね」
私は自分の写真を観てくれた人のこころがホッとできる作品づくりを目指しています。自分が求めていたポリシーがお客様のご意見から確認でき、とてもうれしく思いました。




3)現在の風景写真は自然のみの世界を追い求めるあまり、人工物を排除したガチガチの写真になっていたり、あるいは人工物の少ない場所を追い求めて経費と時間をかけて遠くの場所に行く傾向がある。一方、多少人工物があっても、「自分もその場所に身を置いてみたい」、あるいはその写真から「何かを創造させるような物語性のある写真」も風景写真の領域としてとらえ、表現して行くことも有りではないか。現に風景写真界の動きもそのような傾向になってきつつある。

4)個展を見に来られる方のほとんどの方が「おめでとうございます、きれいな写真ですね」と誉めてくれる。しかし、写真をシビアに見ている人も混じっており、写真の構図や色調、さらには出展写真の構成やトーンバランスまでにも周到な配慮が必要である。

5)個展は親しい人が来ると遂々話が長くなったり、解説する内に自慢話に陥りがちです。しかし来訪される人の中には静かに観たい、あるいは出展者と話がしたい思う人がおられます。私も他の人の個展を訪れた際に、出展者と仲間同志が長時間写真談義で盛り上がり、何か無視されたと不満に残る個展が少なからずありました。個展は多くの人が来訪するため、お客様の立場に立った配慮と謙虚さが必要である。

◎個展の在廊スケジュール(3/7版):http://www.pho-talk.blogspot.jp/2016/02/blog-post_27.html

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